北米のテレビ市場は、日本人が考える以上に韓国メーカー主導だ。2010年冬時点で薄型テレビのシェア1位のサムスン電子、2位のLG電子で合わせて40%以上のシェアを占めており、北米市場の売り上げで日本メーカーを圧倒している。
日本メーカーがコンテンツや未来の技術を展示していたのに対して、サムスン電子とLG電子は今年発売予定の薄型テレビをズラリとデモしていたのが印象深い。世界最大サイズ、世界最薄デザインと技術力のアピールにも積極的だ。
もう一つの違いは、「スマートTV」への取り組みだろう。テレビに“Apps”を追加することでVOD(ビデオ・オンデマンド)をはじめとするさまざまな機能を実現できるというもの。LG電子、サムスン電子の2社は昨年から積極的に取り組んでおり、日本メーカーより一歩先行している状況だ。すでに両社はSDK(ソフトウエア開発キット)を公開することで、ユーザー主導のエコシステムも完成させている。ブース内のデモでは「進化するテレビ」を打ち出しており、実際に機器を操作して体験できる形で見せていた。
CES2011が閉幕し、各メーカーの戦略やデジタル社会・方向性をまとめて見ることも必要だと思います。
- 3Dテレビ、スマートTV構想――北米市場で日本メーカーが勝てない韓国サムスン電子とLG電子の戦略(日経トレンディネット)
- CES2011特集(日経トレンディネット)
- “スマートテレビ”とは何か――「2011 International CES」総括(ITmedia)




